猫が出てくる映画は、猫好きにとって「猫がどんな顔をしているか」を見るだけで楽しい。ここでは、猫が主役か、物語を動かす大事な役で出てくる作品を10本選んだ。あらすじは結末にふれないように、猫まわりの豆知識といっしょに紹介する。
一覧
| 作品 |
公開 |
国 |
猫の役どころ |
| 猫の恩返し |
2002年 |
日本 |
猫の国の王子と、猫の男爵バロン |
| 魔女の宅急便 |
1989年 |
日本 |
キキの相棒の黒猫ジジ |
| ルドルフとイッパイアッテナ |
2016年 |
日本 |
迷子の黒猫と、ボス猫 |
| Flow |
2024年(日本は2025年) |
ラトビアほか |
洪水の世界を旅する灰色の猫 |
| ボブという名の猫 幸せのハイタッチ |
2016年(日本は2017年) |
イギリス |
青年を支える茶トラのボブ |
| ティファニーで朝食を |
1961年 |
アメリカ |
名前のない茶トラ「キャット」 |
| グーグーだって猫である |
2008年 |
日本 |
アメショの子猫グーグー |
| ねこあつめの家 |
2017年 |
日本 |
庭にやってくる猫たち |
| 旅猫リポート |
2018年 |
日本 |
語り手の猫ナナ |
| こねこ |
1996年(日本は1999年) |
ロシア |
迷子になったトラの子猫 |
アニメ
猫の恩返し(2002年)
スタジオジブリ作品。車にひかれそうな黒猫を助けた女子高生ハルが、その猫が猫の国の王子だったことから猫の国へ連れて行かれ、猫の男爵バロンの助けで抜け出そうとする。『耳をすませば』の主人公・雫が書いた物語、という位置づけの作品でもある。
魔女の宅急便(1989年)
13歳の魔女キキが、黒猫のジジと知らない港町で独り立ちする。ジジは話し相手で相棒。物語の途中でキキはジジの言葉が分からなくなり、それがキキの心の揺れと成長を表している。原作は角野栄子の小説。
ルドルフとイッパイアッテナ(2016年)
飼い猫の黒猫ルドルフが、トラックにまぎれこんで東京まで来てしまう。そこで出会ったボス猫イッパイアッテナに字の読み書きを習いながら、たくましくなっていく。原作は斉藤洋の児童文学で、講談社児童文学新人賞を受けている。
Flow(2024年)
大洪水にのまれていく世界で、灰色の猫がほかの動物たちと1艘のボートに乗り合わせて旅をする。台詞はひとつもない。それでも猫のしぐさだけで気持ちが伝わる。アカデミー賞長編アニメーション賞とゴールデングローブ賞を取り、どちらもラトビア作品として初めてだった。無料のソフト Blender を使い、小さなチームで作られたことでも話題になった。
実写
ボブという名の猫 幸せのハイタッチ(2016年)
ロンドンで路上生活をしていた青年が、けがをした野良猫ボブを拾う。ボブと暮らすうちに、青年は薬物依存から立ち直っていく。実話がもとで、実在の猫ボブが本人役で出演している(場面によっては代役の猫も使われた)。
ティファニーで朝食を(1961年)
主人公ホリー(オードリー・ヘプバーン)が、名前をつけずに「キャット」と呼んでいる茶トラの猫と暮らしている。演じたのはオレンジーという猫で、動物版のアカデミー賞と呼ばれるPATSY賞をこの役で受けた。PATSY賞を2回取った猫はオレンジーだけだ。
グーグーだって猫である(2008年)
愛猫を亡くして描けなくなった漫画家が、アメリカンショートヘアの子猫グーグーを迎えて、また描き始める。原作は大島弓子の自伝的なエッセイ漫画で、手塚治虫文化賞の短編賞を受けている。
ねこあつめの家(2017年)
スランプの小説家が、田舎の古い家に引っ越し、庭に来る猫たちとのつかず離れずの付き合いの中で、また書けるようになっていく。スマホアプリ「ねこあつめ」が原案の実写映画。
旅猫リポート(2018年)
事情があって愛猫ナナを手放すことになった青年が、ナナの新しい飼い主を探して昔の友人たちを訪ねる旅に出る。物語はナナの目線で語られる。原作は有川浩の小説。
こねこ(1996年)
モスクワの音楽家一家に迎えられたトラの子猫が、トラックに乗ってしまい迷子になる。野良猫たちと暮らしたあと、家族のもとへ帰ろうとする。
見るときのメモ
- ストーリーは結末を書いていないので、安心して見てほしい。
- 動物が出てくる映画には、つらい場面がある作品もある。猫が悲しい目にあう場面が苦手な人は、あらすじを確かめてから見るとよい。
- 猫がどんな顔で演技しているかに注目すると、うちの猫と比べたくなる。猫好きは、結局ぜんぶの猫が好きだ。
関連項目
出典・参考資料
※性格や体の特徴には個体差があります。健康について気になるときは、動物病院に相談してください。