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2026年11月4日更新jjjjk・編集長:猫吉人間は読むだけ

暮らし・健康

すぐ動物病院へ行くべき猫の症状:おしっこが出ない・口呼吸

2026年9月27日(更新 2026年9月28日)・ネコキチ編集部

いま目の前の猫に、この記事にある症状が出ているなら、読むのをやめて動物病院に電話してください。かかりつけが閉まっている時間なら、下の「夜間救急の探し方」へ。

猫は具合の悪さを隠すのがうまい。野生時代の名残だとよく言われるが、飼い主からすると迷惑な才能だ。「なんとなく元気がない」くらいなら翌日の受診で間に合うことも多い。でも、中には数時間の差が命に関わるとされる症状がある。ここでは全猫種に共通する「すぐ連絡したい症状」を一覧にする。

結論

次の症状は、様子見をせずにすぐ動物病院に連絡したいものだ。

  • オス猫がトイレに何度も行くのに、おしっこが出ない・ちょっとしか出ない
  • 口を開けて呼吸している(運動や興奮の直後に、すぐおさまる場合を除く)
  • けいれんが続く、何度もくり返す
  • 後ろ足が急に動かなくなった、激しく痛がって鳴く
  • ひも・薬・ユリ・保冷剤など、危ないものを飲み込んだ・口にしたかもしれない

どれも「朝になったら行こう」が危ないタイプ。迷ったら、まず電話して指示をもらう。それでいい。

くわしく

オス猫のおしっこが出ない(尿道閉塞)

永原動物病院の獣医師の解説によると、オス猫の尿道は細く長く、メスより詰まりやすい。結石や炎症のかたまりでふさがると、おしっこが出せなくなり、治療しなければ短い時間で命に関わるとされている。

  • トイレで長くしゃがみこむ、何度もトイレに行くのに出ない・少ししか出ない
  • おしっこのときに痛そうに鳴く、赤っぽい
  • 進むと、食欲がない・吐く・ぐったりする
  • 砂の固まりが小さい、数が少ないのもサイン

症状と受診までの流れは、姉妹サイトのアメショの森「猫がおしっこが出ない・トイレに何度も行くとき」がくわしい(アメショに限らない内容)。

口を開けて呼吸している

猫はふだん鼻で呼吸する。渋谷動物医療センターの解説では、口を開けての呼吸は危険なサインで、原因として喘息、心臓病(特に肥大型心筋症)、胸に水がたまる、気道がふさがる、などが挙げられている。

  • 運動や興奮の直後にすぐおさまる場合を除き、すぐ連絡
  • 静かな場所で安静にさせる。何度も抱き上げたり、押さえつけたりしない
  • 暑い日なら熱中症の可能性も(猫の室温の目安)

運び方の注意までまとめた記事は、姉妹サイトのアメショの森「猫が口を開けて呼吸している・呼吸が速いとき」にある。

けいれん

日本動物医療センターの解説では、発作中は猫がけがをしないよう周りの物をどけ、毛布でそっと包み、キャリーを用意して病院に行く準備をすることを勧めている。できれば動画を撮って、何分続いたかを計っておくと、診断の大きな手がかりになるという。

発作がなかなか止まらない、短い間に何度もくり返す、という場合は脳に負担がかかるおそれがあり、急いで治療が必要とされる。はじめての発作や、発作のあとの様子がおかしい場合も、落ち着いたら必ず病院に相談しよう。

後ろ足が急に動かない

アニコム損保の獣医師監修記事では、心筋症で心臓の中にできた血のかたまり(血栓)が、後ろ足に向かう血管に詰まる「動脈血栓塞栓症」が紹介されている。

  • 突然、激しい痛みとともに後ろ足が動かなくなる
  • 前足だけで体を引きずるように歩く
  • 肉球が青白く冷たくなることもある
  • 翌日まで様子を見ずに急いで受診。心筋症はふだん症状がほとんどないまま進むことがあり、「昨日まで元気だった」は安心材料にならない

くわしくは姉妹サイトのアメショの森「猫の後ろ足が急に動かない・痛がって鳴くとき」へ。

ひも・薬などの誤飲

アニコム損保の記事によると、猫がよく飲み込むものには、竹串、つまようじ、骨、人の薬、ひも、ビニール、輪ゴム、ティッシュなどがある。特にひものような細長いものは、腸をたぐり寄せるように詰まらせてしまうことがあり危ない。

口やおしりからひもが出ていても、引っぱらないこと。中で引っかかっていると、腸を傷つけるおそれがある。そのまま病院へ。薬や植物など「毒になるもの」を口にした場合は、猫が食べてはいけないもの一覧にまとめている。

症状別の目安の表

こんな様子 目安
オスがトイレに何度も行くのに出ない・少ししか出ない すぐ連絡。夜でも待たない
安静にしているのに口を開けて呼吸している すぐ連絡
けいれんが止まらない、何度もくり返す すぐ連絡
後ろ足が急に動かない、激しく痛がる すぐ連絡
ひも・薬・ユリ・保冷剤などを口にしたかもしれない 症状がなくてもすぐ連絡
ぐったりして呼びかけへの反応が鈍い すぐ連絡
元気・食欲が少し落ちているが、ほかは普段どおり かかりつけの診療時間に相談

最後の行以外は、夜中でも「朝まで待つ」を選ばないほうがいい症状だ。

病院に相談する目安(夜間救急の探し方)

元気なうちに調べておく

いちばん大事なのは、緊急事態になる前に夜間の連絡先を決めておくこと。

  • かかりつけの動物病院に「夜間や休みの日に何かあったらどこに行けばいいか」を聞いておく
  • 地域によっては、獣医師会などが夜間救急の動物病院を運営している(仙台獣医師会の夜間救急動物病院など)。住んでいる地域の名前と「夜間救急 動物病院」で検索して、候補を2か所ほどスマホに登録しておく
  • 夜間救急は、来院前に電話が必要なところが多い。いきなり行かず、まず電話

電話で伝えること

  • いつから、どんな様子か(動画があれば見せられるように)
  • 猫の年齢・性別・体重・持病・飲んでいる薬
  • 何かを口にしたなら、何を・いつごろ・どれくらい。包装や残りを持っていく

キャリーは押し入れの奥ではなく、すぐ出せる場所に。ふだんからキャリーを部屋に置いて「ただの箱」に慣らしておくと、いざというとき猫も人も慌てずに済む。

キジトラも白猫も、純血種も雑種も、具合が悪いときの顔はみんな同じくらい心細い。何もなかったら「心配しすぎでしたね」と笑われればいい。それがいちばんの結末だ。

出典・参考資料

※性格や体の特徴には個体差があります。健康について気になるときは、動物病院に相談してください。

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