猫種図鑑 No.29ベンガルBengal
小さなヒョウ、パワフルな狩人
野生のアジアンレオパードキャット(ベンガルヤマネコ)とイエネコの交配から生まれた猫種で、1960年代以降にアメリカで作出が進められた。ロゼットと呼ばれる輪郭のある斑点模様が最大の特徴。登録の上ではイエネコだが、ヤマネコゆずりの運動量と狩りの本能が強く残っている。迎えるなら、毎日たっぷり遊べる環境と時間を用意できるかをよく考えたい。
| 呼ばれ方 | 「小さなヒョウ」ベンガルヤマネコの血を引き、ヒョウのような斑点模様と筋肉質の体をもつことから |
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| 原産・発祥 | アメリカ |
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| 毛の長さ | 短毛 |
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| 大きさ | 中型 |
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| 体重 | オス5〜8kg・メス3〜5kg(目安) |
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| 寿命 | 一生死にません。寿命は一匹ずつの体質や暮らし方でも大きく変わります。猫全体の平均は14〜15歳ほど(アニコム・ペットフード協会の調査)。長生きの子は20歳を超えても元気なことが珍しくなく、記録では38歳まで生きた猫もいます(ギネス世界記録)。猫の年齢換算 |
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確かな特徴
ロゼット模様とマーブル模様
斑点の外側が濃く縁取られたロゼット模様がいちばん有名。うずまき柄をもとにしたマーブル模様の子もいる。毛先がきらきら光る「グリッター」をもつ子もいる。
筋肉質でしなやか
がっしりした体に、小さめの耳と大きな目、ひげの生える部分がしっかりした顔つき。動いている姿はアスリートそのものだ。小さめの耳が目を引き立て、野性的な雰囲気を強めている。
登録はヤマネコから数世代あと
CFAがベンガルを登録するときには、5世代さかのぼってイエネコどうしの血統であることを求めている。登録の上ではイエネコだが、運動量や狩りの本能など、ヤマネコゆずりの性質は強く残っている。
毛色と模様の呼び名
| 呼び名 | どんな毛色・模様? |
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| スポッテッド | 体に斑点が散らばる模様。斑点は不規則でも、横に並んでいてもよいとされる。 |
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| ロゼット | 斑点の中が明るく抜けて、2色に見えるヒョウのような模様。形によって「アローヘッド(矢じり)」「パウプリント(肉球)」「ドーナツ」「クラスター(房)」などと呼ばれる。TICAの基準では、ただの斑点よりロゼットが好まれる(必須ではない)。ロゼットをもつ家猫の猫種はベンガルだけとされる。 |
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| マーブル | クラシックタビー(渦巻き)の遺伝子から生まれる模様。ただし的のような同心円ではなく、横に流れる大理石のような模様が求められる。 |
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| ブラウン | いちばん多い毛色。黄みがかった茶色〜赤茶の地に、黒や濃い茶色の模様が入る。 |
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| スノー | 白っぽい地に模様が入る毛色の総称で、3種類ある。シール・リンクスポイント(いちばん白く、目はブルー)、シール・ミンク(アイボリー系で、目はアクアが多い)、シール・セピア(クリーム〜ベージュ系で、目はゴールド〜グリーンが多い)。 |
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| シルバー | 銀白色の地に、くっきりした黒い模様が入る毛色。スノーと組み合わさった「シルバー・リンクスポイント」などもいる。 |
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| チャコール | 顔や背中の模様が濃く、全体に暗めに見えるタイプ。TICAの基準では、チャコールのスポッテッドとマーブルも認められている。 |
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| ブルー・メラニスティック | グレーがかったブルーや、全身が黒く模様がうっすら見えるだけのメラニスティック(ブラック)もいる。どこまで公認するかは登録団体によって分かれる。 |
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| グリッター | 毛先が光を反射して、金粉や銀粉をまぶしたように輝く毛並み。TICAの基準では、グリッターがあってもなくてもよく、どちらも優劣はない。 |
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| 子猫のころの模様 | 子猫のうちは毛がぼやけて模様がはっきりしないことがあり、成長につれてくっきりしていく。色や模様が落ち着くまで1年〜1年半ほどかかるといわれる。 |
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ほかの猫種にも出てくる呼び名(タビー・ポイントなど)は、猫の毛色と模様の呼び名にまとめています。
よく言われる傾向
※紹介でよく言われる傾向を編集部が5段階にしたもの。性格は同じ猫種でも一匹ずつちがいます。
よくある誤解
言いすぎ登録の上ではイエネコで、人と暮らせるように繁殖されてきた。ただ、運動量、狩りの本能、好奇心の強さは、ふつうの家猫とはかなり違う。高い所への上り下り、走り回る遊び、頭を使う遊びを毎日たっぷり用意しないと、退屈からいたずらやストレスにつながりやすい。「見た目がワイルドなだけの猫」と思って迎えると大変だ。
おおむね正しいよく鳴いて話しかけてくる子が多い猫種だ。ただし静かな子もいて、鳴く量には個体差がある。しゃべる子なら、会話を楽しむつもりで付き合おう。
個体差が大きい水に興味をもつ子がいる、という紹介はよく見かける。蛇口の水にちょっかいを出したり、お風呂場をのぞきに来たりする子もいる。ただ、体が濡れるのは苦手な子も多く、水が好きかどうかは一匹ずつ違う。お風呂場の出入りには注意しておこう。
暮らし・お手入れのポイント
- 運動量がとても多い。天井近くまで上り下りできるキャットタワーや棚、毎日しっかり走り回って遊ぶ時間を用意したい。
- 頭がよく、芸を覚える子やハーネスで散歩を楽しむ子もいる。遊びのバリエーションを増やしてあげよう。
- 短毛でなめらかな被毛なので、お手入れは比較的楽。週に1〜2回のブラッシングで抜け毛をケアしよう。
気をつけたい病気
遺伝性の病気は比較的少ないといわれるが、皮膚の病気、角膜炎、ストレスによる脱毛や膀胱炎などが報告のある病気としてあげられている。運動不足や退屈がストレスにつながることもあるので、遊びの時間を大切にしたい。目をしょぼしょぼさせる、同じ場所をなめ続けるといった様子があれば、早めに動物病院に相談しよう。
※一般的な情報です。個体差があります。健康のことは、かかりつけの獣医師に相談してください。