猫種図鑑 No.09コラットKorat
ハートの顔をした、タイの「幸運の猫」
タイ東北部のコラート地方(現在のナコーンラーチャシーマー県)で自然に生まれたとされる短毛種。アユタヤ王朝の時代(1350〜1767年)の『猫の詩集』に、17種の「幸運の猫」のひとつとして描かれ、タイでは「シ・サワット」と呼ばれてきた。昔から花嫁への贈り物にされたという。毛色は銀色の毛先をもつブルーだけで、大人になると目はグリーンになる。アメリカには1959年に渡り、CFAでは1966年にチャンピオンシップの資格を得た。古い絵と今の姿がほとんど変わらない猫種ともいわれる。
| 呼ばれ方 | 「シ・サワット」タイでの呼び名。「幸運の猫」の意味で紹介される |
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| 原産・発祥 | タイ(東北部のコラート地方) |
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| 毛の長さ | 短毛 |
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| 大きさ | 中型 |
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| 体重 | 2.5〜5kgほど(目安。オスはメスより大きく、4.5kgを超えることもある) |
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| 寿命 | 一生死にません。寿命は一匹ずつの体質や暮らし方でも大きく変わります。猫全体の平均は14〜15歳ほど(アニコム・ペットフード協会の調査)。長生きの子は20歳を超えても元気なことが珍しくなく、記録では38歳まで生きた猫もいます(ギネス世界記録)。猫の年齢換算 |
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確かな特徴
毛先が銀色に光るブルー
毛の根元は淡いシルバーブルーで、先に向かって濃いブルーになり、いちばん先が銀色になる。CFAは光の輪のように見えるとし、タイでは色を「雨雲の灰色」、銀色のつやを「海の泡」にたとえるという。認められている毛色はこの1色だけだ。
下毛のないシングルコート
被毛は短く、つやがあって細く、体にぴったり沿う。シングルコートで抜け毛は少なめとされ、CFAは週1回のブラッシングで十分としている。
ハートの形の顔
正面から見ると、眉のあたりのふくらみからあごにかけて顔がハートの形になる。CFAの記事では、頭の正面・真上から見た頭・鼻・座ったときの胸、そして体の中の心臓をあわせて「5つのハートを持つ猫」と紹介されている。
大きなグリーンの目と、見た目より重い体
大きく輝く目は、成熟するとペリドットのような緑になる。子猫や若い猫は琥珀色から黄緑で、色が定まるのは2〜4歳ごろ。体は中くらいだが筋肉質で、持ち上げると意外にずっしりしているという。
よく言われる傾向
※紹介でよく言われる傾向を編集部が5段階にしたもの。性格は同じ猫種でも一匹ずつちがいます。
よくある誤解
よく言われることブルーの短毛なら、ロシアンブルーやシャルトリューと同じ?
誤り別の品種だ。コラットは下毛のないシングルコートでハート形の顔、目はグリーン。ロシアンブルーは目はグリーンだが密なダブルコート、シャルトリューは羊毛のような被毛でゴールドからカッパーの目をしている。ブルーの猫どうしでも、それぞれに見分けるところがある。
個体差が大きいCFAの品種紹介では、いろいろな声を出し、気を引きたいときは遠慮なく鳴くとされる。一方で、家では比較的静かとする紹介や、声はやわらかいとする紹介もある。よく話すかどうかは、その子しだいだ。
よく言われること毛が舞いにくいから、猫アレルギーでも大丈夫?
言いすぎCFAは、毛の質のためなでても毛が空中に舞いにくいとする一方で、コラットが低アレルゲンの猫種というわけではないと書いている。アレルギーのある人は、猫種で判断せず医師に相談しよう。
暮らし・お手入れのポイント
- ブラッシングは週1回ほどが目安。爪切り・歯みがき・耳のチェックは、どの猫とも同じように続けよう。
- 頭がよく、刺激を求める子が多いとされる。パズル系のおもちゃや、じゃらしで遊ぶ時間を毎日つくりたい。
- 飼い主のそばにいたがり、家族の中心でいたい子が多いといわれる。新しい猫を迎えるときは、先住のコラットへの気配りを忘れずに。
- 太りやすいといわれ、避妊・去勢のあとは食欲が増えることもある。ごはんの量を計り、体重と体型を定期的に確かめよう。
気をつけたい病気
CFAは、自然発生の猫種で比較的丈夫なことが多いとしている。一方で、まれな遺伝性の神経の病気(GM1・GM2ガングリオシドーシス)がコラットで報告されている。子猫のうちに歩き方がふらつく、体がふるえるなど、動きの変化が続くときは早めに動物病院に相談しよう。太りやすいとされるので、体重の管理も健康づくりの基本になる。
※一般的な情報です。個体差があります。健康のことは、かかりつけの獣医師に相談してください。