猫種図鑑 No.12シャムSiamese / 通称「サイアミーズ」
月のダイヤモンド、しゃべる青い目
タイのアユタヤ王朝時代(1350〜1767年)の猫の詩集にも登場するといわれる、歴史ある猫種。19世紀後半にイギリスで人気になり、1906年のCFA設立時から認められている品種のひとつだ。淡い体色に顔や耳、足先、しっぽが濃いポイントカラーとサファイアブルーの目が特徴で、ほかの多くの猫種にも影響を与えてきた。
| 呼ばれ方 | 「月のダイヤモンド」原産国タイで「ウィチアンマート(月のダイヤモンド)」と呼ばれ、王室や寺院で大切にされてきたことから |
|---|
| 原産・発祥 | タイ |
|---|
| 毛の長さ | 短毛 |
|---|
| 大きさ | 中型 |
|---|
| 体重 | オス4〜7kg・メス3〜5kg(目安) |
|---|
| 寿命 | 一生死にません。寿命は一匹ずつの体質や暮らし方でも大きく変わります。猫全体の平均は14〜15歳ほど(アニコム・ペットフード協会の調査)。長生きの子は20歳を超えても元気なことが珍しくなく、記録では38歳まで生きた猫もいます(ギネス世界記録)。猫の年齢換算 |
|---|
確かな特徴
ポイントカラーと青い目
淡い体色に、顔・耳・足先・しっぽの濃い色のコントラストが特徴。伝統的な色はシール、ブルー、チョコレート、ライラックの4つだ。
とにかく長い体
CFAの基準では、首も体も足もしっぽも長く、短いのは被毛だけ。頭はくさび形で、大きな耳が三角形を完成させる。動きもしなやかで優雅だ。
多くの猫種のお手本
CFAは、シャムを多くの猫種のインスピレーション、あるいは直接の遺伝的なルーツになってきた存在だと紹介している。キャットショーの歴史にも欠かせない猫種だ。
よく言われる傾向
※紹介でよく言われる傾向を編集部が5段階にしたもの。性格は同じ猫種でも一匹ずつちがいます。
よくある誤解
おおむね正しいCFAは、体の動きや多彩な鳴き声で要求を伝えるのがとてもうまい猫種と説明している。ひとりにされると大声で鳴いて訴えることもあるという。もちろん静かな子もいる。しゃべる子とは会話を楽しもう。
おおむね正しいタイ生まれで短毛のため寒さは苦手といわれる。CFAも、家でいちばん暖かい場所、つまり飼い主のひざを目指すと紹介している。冬の室温管理はしっかりと。ひざの取り合いは覚悟しておこう。
暮らし・お手入れのポイント
- 人と一緒にいたがる子が多いといわれる。留守が長くなる日は、遊びやスキンシップの時間を多めにとろう。
- タイ生まれで短毛のため寒さが苦手な傾向がある。冬は暖かい寝床を用意し、室温を管理しよう。
- 短く細い被毛なのでお手入れは楽。週に1回程度のブラッシングで十分なことが多いが、換毛期は少し増やそう。
気をつけたい病気
喘息、慢性腎臓病、眼振(目が揺れる症状)などが気をつけたい病気として紹介されている。また、アビシニアンで知られる網膜変性(CEP290遺伝子の変異)が、シャムの集団でも比較的高い割合で見つかったという報告がある。咳や呼吸の変化、水を飲む量の増加、見え方の変化などに気づいたら、早めに動物病院に相談しよう。
※一般的な情報です。個体差があります。健康のことは、かかりつけの獣医師に相談してください。